安心・安全物語 その1(コンセプト)
昔の事ですが、仕事で「安心・安全な社会」と言うことを人様の前で発言する機会がたくさんありました。
今回、ラーメン店を始めるときに、コンセプトとして化学調味料とか添加物の使用はやめようと思いました。
私は、今まで食に関する仕事を複数の店舗でマネージャーの立場で関わってきました。
直接、調理場に立つわけではありませんが、調理師免許も取得し、料理について勉強もしました。
調理場では、業者から完成品の冷凍・冷蔵食品や半完成品の冷凍・冷蔵食品などをたくさん仕入れていました。
品質表示を見ると実に多くの物が入っています。それは、色をよくするもの、味をよくするもの、賞味期限を長くするもの、常温保存を可能にするものなど、多種多様です。
今まで関わってきたほとんどの調理師が、当たり前のようにそれを仕入れていました。
もちろん、大きな店舗で飲食店を運営するとなると、すべての料理を天然素材から調理する事は大変難しいです。
調理場で素材から調理した物と冷凍の完成品とでは味がかなり違います。
出来れば、新鮮な素材を仕入れて料理を作ってほしいと思いました。
しかし、私も責任者として「冷凍の完成品は仕入れるな」とは言えませんでした。
もちろん料理の値段に見合った原価、人件費などを考えると残念ながら当たり前の事です。
そして、この度私自身がラーメン店を開き、自ら調理をすることとなったわけです。
やはり、食の安心・安全を考えるなら、素材をいちから調理し、不必要な物は入れずに作りたいと思いました。
スタッフも化学調味料や添加物は使わないことに賛成してくれました。
そして、マーケティングが始まりました。
続く
TOKUじぃ
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